
ここのところ、一級建築士の試験を振り返るようなお仕事が多く、日建学院の施工テキストが手放せない状況です。
あの頃、今のような、リアル現場にいることが出来たら、もっと早く試験に受かっていたのではと思います。いくらテキストで見て覚えても、現場を見れば敵いません。今回は鉄筋コンクリート構造のコンクリート供試体についてまとめます。
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構造体に使用するコンクリートは基準の強度を確保しているかの確認に供試体というもの、テストピースとも言いますが、それを荷受け時に採取します。
コンクリートの立米数で採取するロットがきまります。
150立米で1回という決まりですので、例えば現場が、当日3階の床で160立米の量となるとします。そうなると150立米を超えてしまっているので2ロットとなります。
一回の供試体に3個を標準とします。
現場では、試験屋さんが手際よくコンクリートを詰め、付き棒で付きながら、上部を平滑にします。平滑にすることをキャッピングというのですね。
今回は現場水中養生。時期が冬のため平均気温が20度未満のため品質基準強度+3N以上。
これが水中養生です。
その前に型枠から外す時期は、詰め終わってから16時間以上3日以内とする。
ですので1日経過したら外して良いということですね。現場の工期がタイトな場合、早く外したいでしょうから。
水中養生の保管場所は、現場内の適切な場所にこっそり置いてあります。
強度を確認する大事なものです。
養生が終わると、圧縮試験につづく・・・。
そして、こちらが圧縮試験立会いの写真。
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