平成17年、二級建築士の試験と当時を振り返る

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平成17年、働きながら二級建築士を取得したときの話。


ツーバイフォーのプレカット工場に勤務していたころ。

当時の仕事は、特殊な内容でした。工場内の技術部勤務でしたので、工場内を歩くときはヘルメット着用。木材の棚卸も、一日参加するだけで暑い寒いなどは思い出すと結構つらかった。

建築現場でクレーンを使いながら躯体をパタパタと建て起こしていくのを見たことはありませんか?

そのパタパタを作るために工場で形にしていく製造で、そのための図面を作成していました。

勤務時間は8:30~17:15?だったような気がします。

そのうち、社内の同世代が建築士取得を目指しだします。自然と周りがそういう雰囲気になり、わたしも受けてみることにしました。

運よく合格。会社で資格手当も少し付きました。
工場の友達が、近くの居酒屋で手作りの合格パーティーをしてくれました。

平成17年の二級建築士試験の内容と合格率(最終合格率 23.3%)はこのようになっています。

一次試験 学科
受験者数 31,480 合格者数 10,451 合格率33.2%

二次試験 設計製図
受験者数 16,535 合格者数 9,018 合格率54.5%

平成17年  設計製図の課題はこちら。

『 近隣の街並みに配慮した車庫付二世帯住宅 木造2階建 』
受験者数 16,535人 合格者数 9,018人 合格率54.5%

Ⅰ設計条件

ある地方都市の住宅地において、近隣の街並みに配慮した車庫付二世帯専用住宅を計画する。
近隣は、道路に沿って生垣と十分な植栽の施された専用住宅(2階建)が建ち並び、街並みの美しい、緑豊かな住宅地となっている。
①前面道路の境界線に最も近い2階壁面は、1階壁面より後退させる。
②自動車車庫を同一棟内に設ける。
③敷地の道路側には、生垣・植栽を設ける。

こういった設計条件が試験当日その場で出されます。
条件を守らなければ原点項目も大きいです。
簡単に考えると、駐車場があって、植栽を表現し、二階をセットバックさせればOKです。

(2)延べ面積
必ず「180㎡以上、220㎡以下」とする。
(床面積については、自動車車庫の部分は算入し、ピロティ、玄関ポーチ、駐輪スペース等は算入しないものとする。)

これは床面積の計算のミスに注意ということです。
車庫は面積にいれないよー。というメッセージ。

(3)家族構成
ア、親世帯:夫婦(70歳代)
イ、子世帯:夫婦(40歳代)、子供(女子中学生、男子小学生)

ここは、なんとなく頭に入れておけば大丈夫。

(4)敷地
・西側道路:幅員6m
・南北:17.0m
・東西:18.0m
・敷地面積:306.0㎡
・西側道路側から1.5mは生垣・植栽スペースとする。

生垣、植栽スペースを描きわすれると まずいです。

(注)生垣・植栽スペース(道路側の斜線部分)
ア、敷地の前面道路に接する部分の長さの1/2以上の部分に生垣・植栽を計画する。
イ、生垣・植栽以外は「住宅へのアプローチ」及び「門」に限り設けることができるものとする。
ただし、「軒及びひさしの一部分」は突き出してもよい。

道路斜線など注意してください。ということです。
その他、部屋の必要条件がありますので細かなところも注意します。

たとえば、
夫婦室 ・洋室13㎡以上とし、その他に専用の便所(広さは心々1,200mm×1,500mm以上)及び収納を設ける。

(注)1階の廊下の幅は、心々1,200mm以上とする。

これは二世帯住宅ですので、親世代のバリアフリーに配慮するということです。

自動車車庫 ア、有効広さは、幅3m×奥行き5m以上とする。
イ、自動車の出入口にシャッターを設ける。
ウ、住宅部分と屋内で直接行き来できるようにする。

車庫について、シャッターを付けて、住宅部分に直接行き来できるようにします。ここが大事。

これらのことに十分気を付けてプランニングして、1階平面図兼配置図、2階平面図、2階床伏図兼1階小屋伏図、立面図、矩計図及び面積表を時間内に完成させる。

過去問を検索しこのようにまとめてみると、当時のことを よく思い出しました。

今考えたら簡単だけど、当時は苦労してそれなりに勉強していましたので
何年たっても試験の内容は忘れませんね。

試験の時に使用する製図版です。
試験はいまだに手書きですが 実務で手書きは稀ですね。不思議な試験です。

一級建築士取得の実体験を語るyoutubeが面白い

一般的な個人事務所の一日、建築士のお仕事の内容は・・・。

建築士試験のときの参考書は捨てない方が良い。調べることが好きな人は建築士に向いていると思う。

 

 

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