地縄張り(縄は使わないよ)の立ち会い。ごく普通の設計監理業務。これが大事!

寒さを予想して完全防寒で午前8:30から現場に向かいましたが、思ったより寒くなく日が出ていたので助かりました。寒さが苦手で効率が落ちがちなので、このような天気はありがたいです。今日は重要な建物の配置打ち合わせを行い、この過程を怠ると後に大きな問題が生じるため、絶対に必要な作業でした。さて、今日は設計事務所の通常業務についてお話ししたいと思います。

プロジェクト概要

今回のプロジェクトは、食品加工所の倉庫として利用される鉄骨造の平屋建てで、約50坪の規模です。立地は市街化調整区域内であり、開発の面からも特に注意が必要な案件です。この地域的な背景を踏まえ、設計と施工の両面で慎重に進める必要があります。

地縄張りの重要性

設計事務所の重要な業務の一つに、地縄張りの確認があります。これは建物の高さにも関わってくるため、施主、施工者、そして設計者との入念な打ち合わせが重要です。それぞれが自分の立場から意見を出し合い、バランスを取りながら決定していきます。

各関係者の役割と意見

施工者としては、施工のしやすさや現実的な納まりに重点を置きます。施主は使用の便利さや運営上の問題からリアルな意見を提供し、設計監理者は法的な問題や消防法、建築基準法の観点から、ちょっとした変更が問題ないかどうかを判断します。

打ち合わせの成果とプロジェクトの進行

今日の打ち合わせでは、各セクションが自分の意見をしっかりと述べることができ、非常に満足のいくものとなりました。今回のプロジェクトは鉄骨造の倉庫であり、鉄骨造特有の壁と柱のずれ、消防法による無窓居室の検討、地盤の高低差の処理など、多角的にチェックしました。

プロジェクトの次のステップ

皆で意見を出し合ったおかげで、二時間ほどの立ち合いで方向性も決まり、前向きな打ち合わせができるのはとても気持ちがいいものです。現在、確認申請の補正が終わり、本申請に移行しており、消防同意の手続きを踏んだら、すぐに着工できるような段取りです。これから3か月程、最後まで気を引き締め、監理業務に臨みたいと思います。以上、設計事務所の通常業務の一部でした。ご覧いただきありがとうございます。

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