バルコニー選び、新たな視点:方位・大きさ・形状で変わる、あなたの暮らし

バルコニーは、私たちの住まいにおいて単なる外への出入り口以上の価値を持ちます。ワカナデザインでは、設計を通じてお客様一人ひとりのバルコニーに対する好みや要望が異なることを深く理解しています。そこで今回は、機能性とデザインが融合したバルコニー選びのポイントをご紹介します。また、花粉やPM2.5などの外部環境から守るバルコニーの重要性にも触れたいと思います。

バルコニーの方角が及ぼす影響

南向き:豊富な日照を得られますが、夏場は暑くなりやすいです。
北向き:直射日光が少なく、夏でも涼しいですが、冬は寒く、日照不足になりがちです。
東向き:朝の日光を楽しめますが、午後は日陰になります。
西向き:夕日を眺めることができますが、夏の夕方は室内が温まりやすいです。

バルコニーの種類と特徴

オーバーハングバルコニー

建物から飛び出す形状で、バルコニー自体が庇の役割を果たし、直射日光を遮ります。その下部については日射遮蔽に優れ、雨が降っても利用可能です。

インナーバルコニー

建物内部にセットバックした形で、プライバシーを守りつつ、目隠しを合わせることで、外部の喧騒から離れた静かな空間を提供します。

屋上利用ルーフバルコニー

広い空間を活用し、開放感とプライバシーを同時に確保します。ガーデニングや家庭菜園に最適です。

1階バルコニー

直接外への出入りが可能で、庭との一体感やバーベキューなどのコミュニティーに適しています。

バルコニーの大きさの考慮

バルコニーの大きさは、その使用目的によって大きく異なります。例えば、洗濯物を干すだけならばそれほど広いスペースは必要ありませんが、リラクゼーションスペースやガーデニングスペースとして使用する場合は、より広いスペースが必要となります。また、バルコニーの設計においては、建物の構造や法規制にも注意を払う必要があります。居住者のライフスタイルに合わせて、最適なバルコニーのサイズを選ぶことが大切です。

外部環境から守るバルコニーの重要性

最近では、花粉症やPM2.5などの外部環境から私たちを守るバルコニーの設計が重要視されています。特にインナーバルコニーは、これらの外部環境から居住空間を守る効果が期待できるため、アレルギー対策にもなります。適切な窓の選択やバルコニーの設計により、花粉やPM2.5の侵入を抑え、健康的な居住環境を実現することが可能です。

バルコニー形状を決めるポイントは

環境や背景を考慮してバルコニーを選ぶことは、日々の暮らしに豊かさをもたらします。特に、ヒートアイランド現象による夏の強い日射しを遮るための工夫、例えばインナーバルコニーやオーバーハングタイプでの上部庇の設置などは、快適な居住空間を確保する上で重要です。また、アレルギー対策を考慮し、日差しが豊富に入るものの、窓の開閉により室内の空気をコントロールできるバルコニーを選ぶことも一つの方法です。皆さんの生活スタイルに最適なバルコニーを選んで、快適な屋外空間の楽しみを見つけましょう。

 

 

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