省エネルギー性、耐震性などに優れた住宅を取得する場合に【フラット35】を借入れすると、一定の条件のもと、借入金利が一定期間引き下げられる【フラット35】Sという制度があります。
今回は、フラット35S 金利Bのお話です。
今回、個人住宅で取得したフラット35S(金利Bプラン)。
設計事務所としては、お客様からフラットを使いたいと言われた場合、レベルを聞く必要があります。
上記画像の上にいくほど、建築的な技術基準が厳しくなります。
どういうことかと言いますと、金利が下がる分、グレードの高い家になります。
・普通のフラット35
・フラット35S、金利Bプラン
・フラット35S、金利Aプラン
今回はローン会社に確認をして、・フラット35S、金利Bプランを使用することに
金利引き下げ期間が5年間、10年間の差がAとBなのです。
金利の比較がありました。
ざっくりと、約38万円お得ということです。
ですので、38万円以上、建築的な技術基準をクリアーするためにかかってしまうようであれば、あまり意味が無いのかなという考え方もあります。
ですが、フラットを取得すると信用があるんですね。
住宅ローンが組みやすい。
お金の特だけではないことがありますね。
トータルで検討することが必要になってきます。
では、フラット35S 金利Bを取得するためには
技術基準の種類の選択ができます。
1,省エネルギー
2,バリアフリー性
3,耐震性
4,耐久性、可変性
さて、この中でどれを選ぶべきでしょうか。
逆に言うとどれが一番簡単に取得できそうかという選択です。
最初は2をおすすめします。
バリアフリー性
でも、大切なことが一つあります。
柱を120角にして廊下の幅を910mmで設計した場合、廊下の幅が760取れないので不可になってしまいます。
ここは注意。
今回は上記の理由から
1,省エネルギー性
を選択。
省エネルギー性 |
*2021年1月以後に設計検査申請等を行うものは、断熱性能等級4の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級4以上の住宅であることが必要となります。 |
---|
断熱等級4の基準をクリアしなければなりません。
等級は数字が上がるほど、性能も高くなります。
一番高い基準です。
ちょっと驚くのは、建築基準法では断熱を入れなさいという決まりはないのです。
通常の家ですとだいたい等級2から3くらいではないでしょうか。
断熱材の厚みと性能+窓の性能
この2つを組み合わせて計算していきます。
外皮計算と言われるものです。
熱が逃げてしまう面積と断熱性能をチェック。
慣れていないと結構むずかしいですが、計算が終わる頃コツが掴めます。。。
このように、フラット35取得の需要もございます。
ローンの種類については、たくさんあると思いますので、ファイナンシャルプランナーさんに相談をしてみるのも賢い方法だと思います。
フラット35の公式ホームページ
https://www.flat35.com/index.html
このブログに関するお問い合わせ先は下記までお願いします。