上がり框とは、玄関から靴を抜いて上がる境目のところです。
いろいろな現場の上がり框を見比べてください。掃除がしやすい、重厚感、車いす考慮、モダン、おしゃれになど用途によって、高さ、施工が様々です。
いろいろな玄関の上がり框(がまち)の高さ、納まりについて。
上品、タモの木を使った上り框
施工中の様子。突っ張り棒で安定するまで養生しているようです。
こちらの現場はW2700くらいの框なので継ぎではなく1本ものです。
この木材はタモの木。
けっこう厚めの材料を使っています。上がり框は靴を脱ぎ履きする境目の場所のため、頑丈に越したことはないと思います。
さて、高さについてですが通常は150mm~200mmが多いですね。
負担のない高さで、かつ掃除を考えた高さ。
物件が変わりまして、埼玉県加須市リフォーム物件の上がり框です。
こちらは厚みを抑えてすっきりとしたモダンなイメージになります。
厚みを抑えたスッキリとした集成材の上がり框
境町静小学校教室から学童リフォームの畳と上がり框。
ここも、薄めでスッキリと。高さも5センチほどです。
集成材なのですが、このマットな塗装、厚みが結構好きです。
屋内の上がり框なので水掛かりがないため、こういうマット感に出来るのだと思いますが。
段差のほとんどない上がり框
茨城県境町にこにこ児童クラブの上がり框。車いす対応で段差を極力小さくしています。2cmです。
上がり框一つで印象がだいぶ違います。
お家を建てる際には、そこまでこだわってみましょう。
おしゃれにするポイントとしては無垢材、厚みを薄めで。塗装はほかの雰囲気に合わせることでしょうか。