
家を建てるときに、建物以外にもお金がかかりますが
その中で外構(エクステリア)の予算も見込んでいただければと思います。
庭にかけるお金は、生活を快適にするために意味があります。
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埼玉県加須市の㈱江田建設さまの物件で確認申請と監理をさせていただき、先日建物が完成しました。
▼江田建設Web
設計は江田建築様、わたしはパースでイメージ造りのお仕事をさせていただきました。
こちらが建物完成時。
洋瓦の色が本物できれいです。
二階のホールからベランダへの景観です。
この折れ戸サッシをオープンウィンともいうのですが、これがなかなか高級なのです。
予算との兼ね合いで断念されてしまうことがよくあります。
が、こちらのお宅は最後まで設置されました。
開放感があって、ホールが広く感じます。
リビングの梁は天然木で、建具の枠や廻り縁は既成のものですが、このように天然木の方の色を既成に近づけることで馴染みが出ます。
天然の木には塗装をクリアにしたくなるところを、あえて色を付けることをお勧めします。
色が統一されています。
造作の洗面台。江田建設さんでは定番になってきました。
この深型のシンクが、TOTO実験用シンクという商品名です。
深くて使いやすい。
こういった壁面を有効利用して、ブックシェルフです。
工事をしていく中で、急遽つくっていただいても、軽微変更のうちには入りませんので
その辺は施工者さんの計らいで、お任せです。火気使用室とかになれば気を付けて設置してもらいますが。
さて、そして外構計画!
全体がヨーロッパ調なので、しかも近隣も同じ系統が多いです。
ご提案としては、ヨーロッパ風にインターロッキングはホワイト系、グレー系の石畳のようなもの。
歩道をつくり、視覚にもアプローチしやすい経路で、駐車場の区画は枕木でアクセントをして、植栽は最小限に2mくらいの範囲で円の中にオリーブ、ラベンダーなど。
ポイントは歩道の入り口をRにして曲線で柔らかい雰囲気に。
ポストはヨーロッパ系の柱です。
工事金額を考えながら計画していきました。
建物が立派でも外構までかけられない案件も多い中で、こうやって歩道をつくったり植栽、ポスト、駐車場などが完備されたら住んでいる人も快適です。家を建てるときは外構の予算も見込んでください。
このパースのどこまで採用されるでしょうか、最後まで楽しみな物件です。
WakanaDesign一級建築士事務所(ワカナデザイン)
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