
保育と介護の複合施設を見学をさせていただきました。そこで感じたものとは・・・。
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まずは保育から。
トイレの便器が低くて小さくて、なんて愛らしいんでしょう。
これなら小さな子も安心して用が足せますね。
手洗いもかなり低めに設置されています。
子供が手洗いを楽しんで出来るように、高さや蛇口やちょっとしたことが心理的に重要になってくるような印象を持ちました。
蛇口について、社長のお話を伺って、いまは簡単なものがたくさん出ているけど、蛇口をひねるのも覚える必要がありますよね。センサーなんかで自動で水が出るものもありますが、あれに慣れすぎてしまうと水をとめるのを忘れかねないので。
そんなことを勉強しました。なんでも便利がいいっていうわけじゃありません。
とくに成長過程においては当たり前のことを経験しなければならないのですね。
布団収納スペース。
格子状になっているので湿気がこもらずに済みます。
こういたものは造作でも作れそうです。
保育園は音楽が必須ですね。電子ピアノは今はとてもコンパクトです。
そして、この子供用のイス。可愛いし、重ねられて良いとおっしゃっていましたが、収納を考えた目線が大事です。
そしてここからは介護側です。
トイレは車いすが回転できるスペースが必要です。150cmの円が取れるようにとよく試験にも出ます。
手すりがたくさん必要です。レバー式の上げ下げできるものがこういう場合には必須ですが、実際便利そうです。
システムトイレ介護系の商品にはすべてセットで提案されることが多いのでこの辺りはメーカーさんの設計になります。
最近思いますが『流す』ボタンの位置が様々過ぎて、迷うことがあります。
で、よく見かけるのが『流すボタンはこちらです』の文字。
それと『これは流すボタンではありません・・・』
造りが紛らわしいということですね。
車椅子対応の手洗い器。
フットレストが下部にすっぽり入り、高さもちょうどよく、鏡が前に倒れているのが特徴です。
これも一から設計士が設計するわけではなく、メーカーさんのユニットになっています。
メーカーの違いは多少あると思いますが。
使いやすそうです。
ピカピカに掃除がされていて、衛生的です。
プライバシーがありますので、写真はこれくらいなのですが、見てきたこと感じたことは次の設計に活かしたいと思いました。
印象的だったのは、可愛いイスに座った小さな子供たちがNHK教育テレビを夢中で見ていて、その後ろからおばあちゃんがやっさしい顔で子どもを見ていた場面です。
ここでは、その景色も日常なのでしょう。とても良い気持ちになったひと時でした。
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