
学校教室を改修して自動クラブにするというプロジェクトがありました。
先日、完了検査を受けて工事が終わり落ち着きました。さて、ビフォー、アフターをご覧ください。
限られた予算の中でいろいろ工夫をして、喜んでいただけるように必死に考えた学童とは・・・。
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まず、ビフォー。
黒板方向。築年数が経過すれば老朽化は仕方のないことです。
黒板方向のアフター。左側には先生のキッチン。対面式にして常に児童を見渡せるようなっています。
南向きのため、光がたくさん入ってきてとっても暖かく気持ちのよい空間。黒板は既存のままです。
もともと教室なので、床はフローリングでした。上がり框を設けて一段上げて全体を畳の部屋に。
ヘリはグレーのような水色のような控えめな色で。
框(かまち)は、栂(つが)材の集成です。とっても良い感じの風合いですね。
畳の部屋ってやっぱり落ち着いて良いです。児童がゴロゴロしてくれるのでしょうか。そんな想像をしながら。
教室の後ろ側、改修前。
掲示板やロッカーなどがあります。
改修後の後ろ方向です。
上履き入れ、ランドセルロッカー、収納という用途があり棚で賑わっています。
緑の掲示板が既存のままです。黒板もそのまま。
『こんしゅうのよてい』文字が教室感があってすごく好きです。
教室の一部にミニキッチンをつくりました。学童という用途は水回りが必要になります。
教室内に水回りって不思議な感じですね。
じつはこれ、廊下と教室との仕切りをすべてオープンにする工夫がされています。
それは、将来的に児童が増えた時のための対策です。廊下まで学童として使うという意図で。
オープンにしていないバージョン。これが左にすべて引き込むようになっています。
黒い養生テープが貼られていますが、アルミ色になります。
廊下まで児童クラブで使用した場合、廊下のこの部分で仕切ります。仕切りの手前には、身障者用のトイレがありますので普段はこのトイレを使わせていただきます。
アルミサッシで中の透明な素材はアクリルです。
以上、少し先の将来を考えた学童です。茨城県の境町、静小学校内になります。
こどもたちが楽しんでくれるでしょうか。とても楽しみでもあり、緊張もありますが、利用者と設置者の反応が気になるところです。ドキドキ。。。
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