鉄筋コンクリートの建物は、通常は現場で打つことが多いです。
『現場で鉄筋を組んでコンクリートを流す』という工程を繰り返して建物が上がっていき養生を経て完成します。ですが、、、
今回はPC工法(プレキャスト鉄筋コンクリート)を採用しています。
工場である程度作ってくる工業化製品。
ですので今までとは全く勝手の違う現場に戸惑いもありますが
最終的には同じものが経つという効率的で面白い経験をさせていただいています。
先日、2階の床敷後に建築基準法の中間検査がありました。
工事全体の進捗は、30%くらいまで来たのではないでしょうか。
写真のように小割にされたパネルを工場で作ってきますので、そちらをクレーンで建て方をしていくというやり方です。
クレーンで釣るために引っ掛ける金物を埋め込んでありますね。
工場製品は、天候に左右されないため環境がよく、精度の高いものが出来ます。
現場では鉄筋の上を載って歩かなければいけないのですが、そういったことが最小限で済みます。
配筋に歪みが生じたり汚れることが少ないと思います。
また、型枠が鉄を使っているためこれもきれいに出来るコツだと思います。
この隙間はパネル同士のジョイント部分です。
つなぎ合わせる方法も独特です。
最後はジョイントコンクリートを埋め込みます。そのコンクリート強度も規定の通りです。
今回は建築基準法および住宅性能評価の取得するためにそちらの検査も気を遣います。
とにかく早くてきれいな現場です。
このときは1階の部屋にいましたが、上からの光の差し込みが今までにない感じでした。
意図的にジョイント部分に隙間が全て空いています。
今後埋めていきます。
なんかちょっと神秘的。
サッシなんかも事前に埋め込んで工場で作ってきてくれます。外壁のタイルも工場にて仕上がってきます。
検査は指摘事項なしということで、大変素晴らしい結果となりました。
現場と一丸となって引き続き、完成に向けて監理をさせていただきます。