空き家対策って、誰がおこなう、どんな対策かを考える。古民家物件編

空き家問題が深刻化しています。というフレーズは業界ニュースや不動産系のメルマガでもよく目にしますが・・・具体的には、どんな問題なのでしょうか。

2018年10月の調査の空き家戸数は、過去最高で

8,460,000

846万戸だったそうです。(総務省の住宅・土地統計調査による)

国内の住宅総数に占める空き家の割合は全体で13.6%ということで、かなり多いという印象。

ではその空き家の問題とは具体的にどのようなものでしょうか。

① 倒壊の危険性

今にも倒れそうな古い住宅ってありますよね。地震の際に、感覚的に、そこから離れたい!と自然に思うような建物。倒壊してしまったら人命に影響を及ぼすこともあります。

② 衛生面

しばらく放置していると、不法投棄をされる可能性もありますね。あとは排水管の詰まりとか、不衛生にしていると良いことがありません。さらには人気(ひとけ)がないと小動物が住み始めたりもします。。。不衛生です。

③ 景観

これは外から見たときに、樹木が生い茂っていたり、ツタが建物の外壁を覆ってしまったり、それだけで傍から見たら『空き家感』が出ています。植栽や雑草の手入れをしていないことが原因です。

④ 周囲の生活環境を乱す

放置していることで建物の老朽化は進みます。外壁のトタンが剥がれて飛んできたり、屋根の瓦が落ちたり、小動物が住んだり、悪臭が出たりと・・・周辺に迷惑をかけてしまいます。正直、もし自分の家の廻りに管理をしていない空き家があったら嫌だと思ってしまいますよね。

上記4点を網羅してしまった場合、、、、何がおこるかと言いますと

『 特定空き家等 』の認定を行政からされてしまう可能性があります。

されてしまうという言い回しは、空き家の持ち主目線です。

認定されると、税金の負担がかかります。最大で固定資産税が6倍まで増える可能性があるのです。

逆に言うと、固定資産税は住宅があることで今まで『 住宅用地特例措置 』を受けていたということなのです。(これが空き家が増えた背景ともいわれていますが)

空き家を持っている人にとっては、お金を掛けて壊して、さらに税金が上がるよりも、とりあえず放置しておいたほうが固定資産税が安かったからということです。そう考えると自然な流れなのかもしれません。その『とりあえず』が現在、空き家問題となっているのでしょう。

自治体としては固定資産税を高くすることで、なんとか放置されている空き家を壊すなり活用するなりいずれも持ち主で行ってほしいという、上記問題を解決したいのです。

そこで、、、

空き家を抱えてお困りの方に、空き家の管理がまずは大事だということを知ってもらいたいと思います。

手遅れになる前に対策を講じましょう。

 

管理の方法は、

① 倒壊の危険性

② 衛生面

③ 景観

④ 周囲の生活環境を乱す

を中心に対策していきます。

 

WakanaDesign一級建築士事務所では建築士目線で空き家を見廻りするサービスを行います。

活用はその先に考えましょう。

 

《 活用事例 》

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築36年木造、空き家🏠をリノベして弊社事務所を作りました。

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空き家活用プロジェクト、第一弾!

 

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