設計士が教える!電球の選び方とオンラインマーケットの活用術

電球を買いに行くと、さまざまな「色」の電球が並んでいるのを目にすることが多いでしょう。白っぽいものから、やや黄色みがかったもの、さらには青みがかったものまで、一見同じ電球であるように思えても、それぞれが放つ光の色は微妙に異なります。それでは実際に電球を選ぶポイントを実体験をもとにお話していきたいと思います。

電球の「口径」、つまり口の大きさ

まず、大切にしなければならないのは、電球の「口径」、つまり口の大きさです。

最も一般的なのはE26ですが、E24も存在します。照明器具の種類によってはE24が必要となることもあるので、購入する際はしっかりと確認してください。

電球の「種類」

次に、電球の「種類」です。現在、LED電球は価格も手頃になってきましたので、おすすめはLEDです。しかしながら、特定の雰囲気を求める場合、エジソンランプが選ばれることも。エジソンランプはデザインが魅力的で、見た目も可愛らしいのですが、熱を持ちやすい点は注意が必要です。

私自身、これらの電球を併用しています。電気代に関しては、特に気にするほどの差は感じません。

こちらがエジソンランプです。エジソンランプは、歴史のある白熱灯の一つで、寿命は短いものの、価格は手頃です。とはいえ、「寿命が短い」と言われるけれど、4年前に取り付けたエジソン電球は、まだ切れていませんよ。

その独特なねじれたフィラメントの光が魅力的で、とても可愛らしいですね。

こちらは蛍光灯の電球型です。色調は温かなオレンジ系に選びました。 LEDが高価で手が出しづらいと感じる方には、意外と蛍光灯がおすすめです。

しかも、この蛍光灯は真ん丸タイプのELPAのボール電球形蛍光ランプです。必ずしもLEDである必要はなく、用途に応じて蛍光ランプを選ぶのも一つの良い選択肢です。

そのまんまるな形は一目でわかるでしょう。大きな丸い形がとてもインパクトがあって目を引きます。

さらに、LEDの電球型もありますね!色調はオレンジ系で、これを「電球色」と呼びます。100Wのものは、非常に明るく感じるでしょう。

LED電球

  1. 初期投資: LED電球は一般的には蛍光灯よりも価格が高いことが多いです。
  2. 寿命: 一般的に15,000〜50,000時間。
  3. 電気代: LEDは省エネ性が高いので、長期的には電気代を節約できます。

蛍光灯の電球型

  1. 初期投資: LED電球に比べて安価。
  2. 寿命: 一般的に8,000〜15,000時間。
  3. 電気代: LEDに比べると若干高め。しかし、白熱灯に比べればかなり省エネです。

結論:

  • 短期的なコスト: 蛍光灯の方が初期投資としては安い。
  • 長期的なコスト: LED電球は寿命が長く、電気代も少ないので、長期的には経済的です。

 

つまり、シチュエーションや予算に応じて最適な電球を選ぶのがベストですね。

私の事務所はまるで実験棟のような場所です。様々な電球を試したり、その特性を把握するために、私自身が実際に多くの電球を使用し、その体験を重ねています。

続きまして、

最前列に配置されているのがLED、その奥にあるのがエジソン電球です。雰囲気を重視する場合、エジソン電球がおすすめですが、熱を持ちやすいので注意が必要です。一方、LED電球は特有のまぶしい光があることを留意してください。

HomeLight60という商品です。E26の60Wです。

一方、こちらはLED電球の白色(蛍光色)です。

作業を効率的に進めるための部屋なので、白系の色調を選択しました。電球の色によって部屋の雰囲気は大きく変わるので、これは非常に重要なポイントです。

 

種類、形、色

電球選びでは種類、形、色などの要素が考慮されます。

例えば、本を読む場所や勉強スペースでは、蛍光色(白系)が適しています。一方、寝室やリビングなどでは電球色(オレンジ系)が心地よいでしょう。

LEDは一般的に高価ですが、雰囲気を重視する場合はエジソン球が最適かもしれません。明るさの選択としては40W, 60W, 100Wなどがありますが、40Wは非常に暗い点に注意が必要です。多数の照明を配置する際は60W、単体での使用なら100Wが最適です。

インターネットで購入する際は注意が必要。海外からの送付品は、時として明るさが足りないものや、破損していることもあるため避けると良いでしょう。一方、電気店での購入は、実物を直接見比べることができるので間違いが少ないです。驚くべきことに、ホームセンターで見つけた国産のLED電球は、398円という手頃な価格で、実際に使ってみるとその明るさとコスパに驚きました。

購入の際の小技として、照明器具が安価な場合は高品質な電球を、逆に照明器具が高級な場合は手頃な電球でも全体の印象は良くなると感じます。

電球選びを繰り返していると、いつの間にか電球に関する深い知識を持ってしまうものです。

こんな購入方法も

最近のお客様は、自らアイデアを持ち寄り、ジモティーやメルカリ、ヤフオクなどのオンラインマーケットで気に入った照明器具を選ぶ方が増えています。実際、私もその方法を試してみました。出品されているものの中には「部屋の雰囲気に合わなかった」という理由で手放されるものもあり、そういった状況は売る方にも買う方にもメリットがあると思います。 多くの商品が定価よりも安く出品されているため、時折、素晴らしいお得な商品に出会うことができます。このような購入経験はユニークで楽しいものなので、興味があれば試してみてください。ただ、必ず失敗しないよう慎重に取引を進めてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後も電球の色に関して新しい情報が出てきたら、記事を更新していきたいと思います。

こんにちは、一級建築士の鈴木祐子です。株式会社WakanaDesign一級建築士事務所の代表を務めております。茨城県境町に拠点を置き、建築設計のプロフェッショナルとして21年目に突入いたしました。真剣さと遊び心の絶妙なバランスを大切にし、魅力的な空間をデザインしています。

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