リノベ建築、お店編。『設計の手順公開』

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住宅をワークショップにリノベーションするというお話をいただいて、おしゃれに機能的にと意識しながら空間をつくっていきました。今回そのデザインの経緯をお話ししたいと思います。

お店のリノベーションはこう考える。『設計の手順公開』




お客様の目的を明確に把握する

この事業の目的を理解しないと設計もデザインもできません。どこにでも当てはまるようなデザインは意味がないと思っています。今回の案件は、まだオープン前なので明らかに出来ないが、ワークショップを通して販路を広げるという意味と新しいことのチャレンジとしてオンラインでのワークショップも企画されています。直接人と触れあうオフラインのワークショップとオンラインの動画配信や撮影など、そのような先進的な目的がありました。こちらとしてもそのような新しいアイデアを織り込んだ設計はとても気持ちが高まりました。

 

既存の建物を調査する

今の状態はどのようになっているか?図面はあるのか?(古い建物ではないことの方が多い)を確認していきます。現場で写真や動画を撮りながら要点だけ現場で計測し後は事務所に戻りじっくりと作図します。その方法が一番効率的。あとは肌で感じたことを印象に残し、設計に生かしていきます。この場所は日当たりが良いなとか、ここは動線になる、他との連携もあるので位置関係など・・・。

住宅の建て替え、現地調査とはどんなことをするでしょうか。

建物の図面おこしは写真や動画!

 

大切な現場写真をアルバムに保存する

iphoneで撮影して写真を探すのに苦労することが良くあるので、なるべくすぐ、現場名のフォルダーを作って仕分けしておきます。ちなみに撮影した場所で探す方法が楽ですよ。写真を上にスワイプすると撮影場所の地図が出てくるので周辺の写真を表示?みたいなところをタップするとそこで撮った写真がまとまって出てきます。

 

全体ゾーニングはプランニングをする前に意思の疎通が大事

全体のゾーニング(販売ゾーン、ワークショップゾーン、従業員スペースなど)の大枠はお客様にこれで良いですよね?と確認をする。確認をすることで意思の疎通を測る。勝手にこちらで考えて設計を進めてもやり直しになることが多いのでそこは絶対確認するようにしています。確認することで、そこはそうなんだけど、ここにして欲しいなど大事な情報を得ることができます。

 

既存写真を眺めながら想像する

ここはこうしたいな、ここは壊せそうか?、人が通る動線は確保できるかな、既存の状態をここは活かせそうだ、など。だいたい平面図と並行してイメージを膨らませていく。そして平面計画を完成させる。できればこの段階でお客様の反応をみたい。

 

頭の中のイメージを3D化させる。パースの作成。

わたしはスケッチアップというソフトでモデリングしていく、平面をJW CADで作成するのでDXFに変換して読み込み。縮尺を合わせてその図面の上で立ち上げていく作業。最初は真っ白な模型のような感じで色は最後に付けます。ほとんどモデリングの方に時間はかかる。モデリングを作り込むとキリがないので見えるところと見えないところのメリハリが大事。あとはなるべく3Dモデルをダウンロードする。イメージに近いものを活用させてもらっている。そして色を付け、レンダリングをして完成。

児童クラブ エイジング塗装を取り入れた外観パースと建物完成写真を見比べてください

スケッチアップで夜🌃の暗さと間接照明の3Dパース

 

パース図をお客様に確認

いまはコロナの影響もありリモートで打ち合わせをさせてもらっている。ビデオもONなので相手の反応がうかがえる。パースを出して反応を見るのが少し緊張の瞬間でもある。いいですね!といっていただけると先に進める。修正点も見つかるのでその時は次回までに時間をもらう。打ち合わせが終わった後にすぐ修正できるものは修正してJPEGにしてお送りする。LINEとメールで同じものを送る。携帯でパッと簡単に見るることができるように。

 

こちらからのアイデアもいくつか提案する

設計だけではなくて、運営上のアイデアも建物に影響してくるためアイデアを提案することが多い。外の空間を利用して商品が売れるようなスペースを作っては?ワークショップに撮影映えのスポットを作りたい。ワークショップに物販の棚をつくったらどうか?など・・・ワカナデザインのコンセプトは利益を生む商業施設。ただかっこいい建物をつくるだけじゃだめだと思っている。そのようなアイデアが採用される更にやりがいを感じる。

 

仕上げ表を作成する

平面図、パースが出来ると仕上げ表を作成する。仕上げ表とは、素材の種類を表にすること。これがないと工事費が積算できないため。工務店さんが見積もりを作成できません。仕上げ表があれば施工会社さんの相見積もりを取り比較ができるのです。設計事務所を入れるメリットはここだと思います。



 

工事費を見て設計の調整作業

目標値を頭において設計はするのだがご要望も網羅していくとオーバー気味になる。不足になることはまずないかもしれない。でもその差が大きくならないように設計をしている。ここで調整をしていくのだが、お客様に優先順位を確認しながら行う。AとBではどちらが重要と考えているかを聞いて、重要じゃないところを削っていく。仕上げ工事なので、お客様の意思が一番優先になる。おすすめしたものはちゃんと話をするが、ここでデザインを押し付けてはいけないと思っている。ここも設計事務所をいれるメリット。

 

リノベは開けてみないとわからない

だいたいリノベーションは開けてみないとわからないこともあり、予期しないことがおこる。もし予期せぬことが起こらなければ、その方が珍しいと思う。なかでも雨漏りがしていた事件が一番多い。次に柱が土に埋まっていた。その次に梁の支えがなかった・・・剥がした時に昔のずさんなところがあらわになったりする。そんな時も焦らない。その都度補修や補強をしていただくしかない。逆にリノベして気付いてよかったと思いたい。

茨城県境町の静小学校の教室改修をして放課後児童クラブへリノベーション。

設計事務所も5G時代の準備でyoutube動画を作成。作品集第一弾は河岸の駅さかいリノベーション。

 

一番楽しい仕上げ工事になる

下地工事が終わっていざ仕上げ工事。ここが一番たのしい。ここまでくるとお客様も完成がイメージできるはず。この辺りから運営上の準備も始まる。例えばレジや物販やオペレーションの準備が始まってくる印象。工期がないことのほうが多いのでタイトなスケジュールになっている。(工期は短い方が施工の経費はかからないので経済的、効率的)極端に短いものは別だが。

 

いざ完成。ビフォーアフターの同じアングルで写真を撮っておこう

同じアングルで工事前と工事後の写真を見比べると面白い。作品としてもPR資料になるのでワカナデザインは必須にしている。出来たものはお客様にも提供する。そしてgooglemapに登録をして写真をアップすることが多い。住宅では無理なことだがお店だとPRになるので喜んでいただける。設計で携わった物件は話題になってほしい。

【リノベーション動画】起業支援施設「境町S-start up」

設計で携わった物件をグーグルGoogleマップ🗾に登録していく楽しみ

 

まとめ

以上がリノベーションの流れになります。このようにワカナデザインではお仕事を進めていきます。リノベーションをしてお店を始めたい方。面白いコンセプトで話題になる建物を作りましょう。

春日部市camecame30さんの建物写真撮影



 

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株式会社WakanaDesign一級建築士事務所(ワカナデザイン)

&#x1f3e1;茨城県猿島郡境町下小橋555-13

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Q.どんな設計事務所?

A.茨城県境町に拠点を置き、女性一級建築士が運営する小規模な建築設計事務所。

Q.なにが専門の設計事務所?

A.店舗やオフィス、飲食店など商業建築が専門。空き家対策や、遊休建物の利活用をするリノベーションやリフォームを推進。

Q.設計の特徴は?

A.色使い、植栽、ワクワク、女性的な建築で利益を生む設計を心がける。

Q.実績は?

A.パン屋、シェアーオフィス、ラーメン屋、カフェ、アンテナショップ、食堂、保育園、学童保育、公園、ドッグランなど。茨城県境町および埼玉県春日部市にて見学可能。

Q.仕事のスタイルは?

.一つ一つ情熱を持って企画設計から監理まで丁寧な仕事を心がけている。

 

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