賢いキッチンの部分リフォーム『ビルドインコンロ、換気扇編』

株式会社WakanaDesign一級建築士事務所です。今回は、賢いキッチンの部分リフォーム『ビルドインコンロ、換気扇編』ということで、キッチンのポイントリフォームの換気フード編をレポートします。キッチン全てを取り換えるのではなく部分的に取り換える方法です。築35年から40年くらいのレンジフードをお持ちで取替を考えている方へ参考になると思いますので、是非ごらんください。

その前に、キッチンのポイントリフォームのガス代編はこちらをご覧ください。

賢いキッチンの部分リフォーム。『ビルドインコンロ、ガス台編』

 

築30年から35年の換気扇(レンジフード)はこちら

全体的に箱が大きく角ばっているレンジフード。薄型といっても高さ200mmはあります。スイッチのボタンもレトロです。バチーンっという音がする、切り替え感満載の昔のスイッチです。換気扇の吸引もかなり弱っていて、騒音が大きめ。ここの部分が変わるとかなり新しくなると感じます。

 

ターボファン搭載の浅型レンジフード。当時は先端を行っていたと思われるが・・・

▲富士工業  BFR-2A-601

1993年09月に販売終了になっているレンジフードですが、当時の中では浅型(高さ200mm)ターボファンタイプですので先端を行っていた方なのでしょうか。

 

普段隠れている場所があらわになる。レンジフードの全面パネルを外します。

古いダクトホースがあらわになる。(なんか蛇の抜け殻みたい)このホースを伝って外部に排気されます。ちなみにダクトホースの周りは意外とスカスカですよね。開けた状態は普段隠れている場所なのでなかなか見ることが出来ませんね。

全てを取り外した状態。古い換気扇を外す。

古い換気扇が外れました。残ったのは木の箱とダクトホース。

どんなイメージに変わっていくのか。新しい換気扇を取り付けます。

幅600の新しい換気扇が入りました。けっこう薄型で前のものに比べたらだいぶスッキリしていますね。既存の空いているスペースにはめ込むため、幅が狭く入りずらかったのですが、食器用洗剤を換気扇側面に付けて滑りやすくしていました。さすが現場の知恵ですね。

既存ダクトと接続していきます。

既存の蛇の抜け殻みたいなダクトホースと新規のダクトホースをジョイント。さらにダクトテープでジョイント部分を巻いています。換気扇にはスイッチを押したら動くという動作に電気が使われているので電気のコンセントを接続してありますね。今度は箱を作っていきます。右側の側面にパネルを設置してありますが、既存の吊り戸よりも換気扇が少し前に飛び出ている状態。そのため少し飛び出た箱を作らなければいけません。

目隠しの箱を作っていきます

横から見ると既存の吊り戸から飛び出ている感じが分かると思います。左のパネルも付きました。

このように生まれ変わる換気扇

最後に正面のパネルも取付完了。梁型が出ているので寸法を合わせてカット。換気扇の色はグレーで合わせて違和感ありません。パネルはアイカのキッチンパネルを使用。(確かアルミ)

換気扇の色グレーお勧め

どうでしょうか。あのごっつい換気扇がスリムな今どき換気扇になりました。換気扇パネルの色も重要ですね。グレーは主張しすぎないのでお勧めです。

そして仕上げの工程へ

パネルのコーナー部分はL型の出隅用ジョイナーでカバーしています。キレイです。

換気フードのリフォームが完成!!すばらしい。

これで換気扇のリフォーム終了です。工事にかかった時間ですが、換気扇自体はたぶん2時間かかってないのではないでしょうか。

 

それでは最後に見比べてみましょう。

見た目もかなり良くなりましたが、機能性もあがりました。リフォーム前はあまり煙を吸っていなかった印象。換気扇の回る音もなかなかの騒音でした。新しい換気扇は音が静かになり、吸引も良くなりました。これで幸せなキッチンとなることでしょう。料理好きにはキッチンは大事な場所なので、カスタマイズしていきたいですよね。一気にはお金もかかるし難しいと思うので、部分的に直していくと良いと思います。今回は換気扇編でしたが、他もまとめていきたいと思いますので、またご覧いただけると嬉しいです。

 

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